私の男

 

インスタで恋愛ものの漫画を中心に投稿していると、よく聞かれるのは

 

「彼氏はいるんですか?」

 

それは別に珍しいことではないけど

同じタイミングで友人や親にも恋人の有無を聞かれたり、恋愛の素晴らしさについて語られたりする。

私はいつもそれをうんうん聞き流すだけ。

 

そうね、あなたの恋愛ってとても素敵ね。良かったね。

 

きっと自慢したいだけなんです

彼らの心の中の基準では、恋人がいる=人間として豊かで幸せの最高峰

その基準に従えば恋人がいない私は可哀想な人なんでしょう

 

友人の哀れみの目は痛くもかゆくもありません。なんだか彼らの全てが若気の至りに見えてきて、逆にこっちが可哀想に思うくらい

ただ両親の目は心が痛いですね!!

 

恋人作りなよ、とは言わないけど。

ああ〜どこで私の子育て間違えたんだろうって思いも目の奥に見えて、申し訳なくなる

ごめんね。ひねくれた考えの持ち主で。

 

 

てゆーかそもそも、私は家で仕事(という名の創作やら、インスタ活動やら、どこにも出すあてのない漫画やら)ばっかやってるので、そもそも出会う機会もない。

 

会う気もない。

 

そんな私がどうやって恋愛するんだって。

恋人を持たない若者たち

 

少し前に担当さんと打ち合わせをしていた時

 

今って、池田さんと同じくらいの年齢の子は恋人いない人が多いみたいですよ」

 

担当さんは恋愛しないほうがおかしい世代の方で

そんなのが楽しいのか疑問のようだった

 

 

でも最もだと思う

今ってスマホでほとんどの欲が満たせる

恋愛を通してしかわからない相手の感情を、事細かに教えてくれるサイトがごまんとある

 

ときめきもクソもない

 

 

だけど、そんなことよりきっと

悟り世代の私たちは傷つくことが怖い

 

 

恋愛すると自分が自分じゃ無くなる、怖い瞬間が多々ある

いつかこの美しく大切な人が消えてしまうんじゃないかという不安に、ふと気づいて胸が騒ぐ

 

安全第一、安定大好きの悟り世代が

自分の安全を脅かす恋愛を避けてもおかしくない。

 

ある程度の寂しさや行き場のない愛情は、スマホ一つで埋まるし。

 

合理的に生きていると思う

悪いとは少しも思わない。

 

 

まあ若者の一人として言わせてもらえば

 

勝手にさせてくれ、税金は納めるから

じゃあ恋人は不必要?

 

 

高校生の頃、私には彼氏がいた。

私には勿体無いくらいのイケメンで、不器用だけど世話焼きで優しくて

お互い甘い会話は多くなかったけど

二人で自転車を押しながら、家に帰る時間が安心できて好きだった

 

 

あの頃私は幼くて、両親に反抗してばかりで

誰かに必要とされたかった

そして心休まる居場所が欲しかったのだ

 

心の弱さ幼さから、私は彼氏を作ろうと思ったし、望むものをくれる彼氏が好きだった。

 

 

転じて今は、一人で海外の大学へ入学したり、出版社の大人とのお話やらを重ねて

メキメキ一人の人間として強くなっていってる

一人でも社会で生きられるよう、成長していやがる。

 

寂しさなんて勘違いと無視することもできるし

親とお互いの意見を分かりあうこともできる

心を休めたいなら一人旅に行けばいい

 

一人にすっかり慣れた

大人になって、恋人の必要性を私は失った

 

 

だけどそんな私が今メインで描いているお話は恋愛で

自分の矛盾に毎日胸がえぐれる

 

恋人が必要かどうかって、その人のタイミングによって変わるんだろうな

 

欲しけりゃ欲しいし、仕事が好きな時は不必要

 

 

 

じゃあ私はどうなのか

 

そもそも、好きな人を作りに外に行くのがめんどい

 

インドアすぎて呆れる

 

でもそんな私が昨晩見た夢に、21年の短い人生の中で一番好きだった人が

出てきました。

海が見える綺麗なレストランで食事して、その後二人でゴロゴロしながら私は彼の腕に抱きついてた。

彼の低い声で起きました。何言ってたか忘れたけど、起きた時悲しくなったのはよく覚えてます。

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