酔っ払っても男といた景色は忘れない

パソコンが壊れて二日目か三日目

トーンが貼れなくてイライラしております。色も塗れないしね!今はスタホで操作中。やりにくい…

 

壊れたパソコンは私がアメリカに留学する前に母が買ってくれたものでした。

 

私はこうして漫画を描く前、アメリカの大学に入学してまぁいそいそ色々勉強してました。

 

英語は好きです

英語で学んだら、嫌いな数学もできたので不思議

 

まあでもあちらの教授に

「本を書いたほうがいい」と勧められて、取りたい授業だけ聞いて帰って来ちゃいましたけど!

 

未来の夢にはちゃっちゃかたどり着きたかった、若いね

 

私がアメリカにいたのは一年かそこら。主にサンフランシスコやシリコンバレーの方にいた。もう本当にいろんなことがあったけど

私が今の気分で思い出すと、

一番の思い出は独立記念日な気がする。

国が唯一許す一夜限りの花火大会

アメリカの独立記念日はすごくて、あちらこちらで花火があがる。

花火はアメリカでは普段禁止されてる

(多分テロとかの関係で)

 

だけどその晩は許されて、

大規模な花火大会が始まるのだ

日本だとどんな日に当たるんだろう…建国記念日かな?

でもそんなに大々的に祝わないよね。

 

アメリカはやばい

 

もう「ヤッタァァア!!」って気分が国中から伝わるぐらい

 

その晩は私の大学は夜にパーティーを開いてた。

近所の人も集まって、大きなパーティー。

 

私も韓国人の友達に誘われたけど、なんだか乗り気じゃなくて行かなかった

パーティーって若い頃好きだったけど、行きすぎて疲れちゃってて

 

花火見ながら、大勢の人がいる中みんなと話すの疲れるだろうなぁと思ったら行けなかった。

それにただでさえアメリカに来てて毎日疲れてたし。

私はホストファミリーに、裏の山に住民が集まって見るから来たらどうだと言われて、そっちに行くことにした。

これは山から撮った景色

後ろに住宅がある。田舎だね!

 

広い山にポツポツと、家族が集まってワインを飲む

私も飲んでて、気分が良かった。

 

だけどホストファミリーは他の家族の人と話してて、私は一人で山にの山頂をブラブラ

こんなに盛り上がってるのに一人は寂しくて、男友達を一人呼んだ

 

日本人の男の子で、同じインターナショナルスクール出身

メッセージ送ったら、すぐ来てくれるとのこと。君のその呼んだらすぐ来てくれるとこ、すごく好き

 

山の麓から彼がやってくる

いつもの中折れ帽をかぶってて、私は笑った。多分、いつもの姿に安心して。

 

しばらくして花火が始まって驚いた

山に降りかかってくるような大きな花火の火に。

怖いというより目を奪われた。

その花火は日本のものとは違って、技術的には劣ってた。色も単一、打ち上がるところもバラバラ

だけど

暴力的で、狂気的な美しさを感じた

 

彼と山の山頂から麓へとおりて行く

彼は何か話してたけど私は全く聞いてなくて、途中から彼は口を閉じた

おしゃべりのくせに。

 

麓へ降りるにつれ、どんどん花火に近づいて行く

こちらに降り注ぐ火の粉も待ってくる

だけど少しも怖くなかった

 

なんでだろう普段なら、そんなことしないのに。

彼としばらくその花火を見てて

私はなぜか

「君とはこれから先、ずっと仲良くして行くんだろうな」

と微かに思ってた。

 

ほら、危険を共有した仲間って永遠の仲間っぽいじゃん。

21世紀少年みたいに、大人になっても。

今、少し大人の私

今日本に帰って来て

そんな体験を私はしてない

 

お陰で退屈さを感じてるけど、今よく考えればあれってちょっと異常な感じだった

 

そもそも家の裏に近所の人が集まる山なんてないし

ド近くで打ち上がる花火なんて、ないし(日本は家が密集してるから火が燃え移っちゃうもんね)

独立に喜ぶほどの愛国心も、

あの美味しいワインも、呼んだらすぐ来てくれる男の子もいないし。

 

それに私は酔ってたし

 

だから今の日常で合ってるんだ

あの時は異常、普通じゃないことが当たり前にしないと

毎日気が狂いそうだったんだ

 

今の私の、日本の生活には危険が少しもなくて不満ゼロだけど

アメリカにいた頃は刺激が満点で

まるで自分が勇者みたいだった 

 

次はどんなモンスターがくる待ち受けてて。毎日疲れてたけど、楽しかったんだ。

 

が、あの頃の私の年齢も

あの頃の無限の勇気なんて、社会に出て税金払う私にはなくてね

 

家で漫画を描くんです

時々戻りたくなるけどね

 

あ、そういえば彼とはまだ友達です

きっとこれからも切れないと思う

しつこく連絡してこないから、お付き合いが楽だし。

私の変な考えを、マトモに聞こうとしてくれるのは彼ぐらいのもんです

 

彼は覚えてるんでしょうか

私と見た花火のことは。

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